
コンプレックス
最初に提唱したのは精神科医・心理学者のカール・グスタフ・ユング。1906年の言語連想実験に関する著作の中で、「感情によって色づけられたコンプレックス(gefuühlsbetonter Komplex)」が、後に一般的にも広まり、コンプレックスという呼び方になったもの。
内容は、言語連想実験において、いくつかの指標(実験中に、言語を連想していく中での反応時間や内容、観念の執着の有無など)をコンプレックス指標と呼び、この実験の中で無意識の心的過程の研究を行った。反応を注意深く観察していると、ほつれが見られる。これは外的な刺激が干渉することで、自我の統合性を乱し、障害を発生させるからである。これをコンプレックスという。
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